最近は、自宅にパソコンがある暮らしが当たり前のようになり、文書を作成したり、地図作成したり、グラフィックを作成したり、ものをつくる楽しみが増えました。

ものをつくるという事は、自分の作品として完結して良いもの作りと、用途によっては相手に伝わらなくては意味を成さない物づくりがあります。

そんなものづくりの中で、最近、私がハマッテいるのが「地図作成」です。地図作成とは、絵画を描くように自分のセンスによって何通りもの地図を描く事ができるのです。

地図には、言葉では表せないような表現力が備わっています。

皆さんが、地図作成を行うような時は、道を尋ねる特定の人に対して、道の順路を伝える方法や、アクセスマップとして不特定の多くの人に対して道案内をするべく地図を描く事など、伝える相手によったり、用途によって、様々な地図の形式が生まれるものなのだと考えています。

だからこそ面白味があり、その伝達する情報力によって人々は、知恵や伝達する力を身につけるまでに至ったのだと憶測する人々もいます。

イラストや絵画を描くように、センスを磨いた「地図製作」のデザイン性や、面白さを掘り下げてみたいと思います。

      

人に役立つ「地図作成」

「地図作成」をする時に、大事なことは「伝える」という事柄なのですが、「伝える」という働きで、現代の代表的なものは「メディア」になります。

「メディア」は、手段や媒体などを現す表現ですが、相手にメッセージを「伝える」ことに使用される、「手段」であるとか「媒体」という意味合いです。

送り手は、メディアを介して送り手にメッセージを伝達してもらう事ができます。「地図作成」にとっても「手段」「媒体」=「メディア」は、必要な伝達方法になります。

メディアは、五感を使用して作られていると言われていますが、「五感」とは、視覚、聴覚、臭覚、触角、味覚です。この「五感」の中から、「地図作成」には、「視覚」が必要となり、相手にメッセージを情報として伝達しているのです。


●「メディア」・・・手段、媒体(送り手→メディア→受けて)
●「五感」・・・視覚、聴覚、臭覚、触角、味覚
●「地図作成」・・・視覚を使用する。

     

地図は「文字」+「絵」

   

「メディア」は、現代において、発展や進化を遂げているようにも考えられますが、「視覚」の表現方法として使用されているのは、古くから「文字」+「絵」であります。視覚を主に使用する「地図作成」には、表現方法として「文字」+「絵」が使用されている事を念頭に置く必要があります。「文字」も「絵」も、そのルーツは同じと考えられていますが、「文字」は読ませるものであり、「絵」は、みせるものであります。

●「文字」・・・読ませるもの
●「絵」・・・見せるもの

「地図作成」の他に、「視覚」を使う「メディア」は、TV、Web、携帯電話、新聞、チラシ、ポスター、パンフレット、看護師 単行本、雑誌、DM、カードなどになります。「五感」の中でも、「視覚情報」は、人間が脳で情報処理を行う際に、9割程度の情報が「視覚」から得られていると考えられているようです。「地図作成」で使用される「視覚」は、情報処理をする上で、より分かり易い絵柄を追求する事で、「見易い地図作成」、もしくは「見ずらい地図作成」の格差が生まれてきてしまうのです。

●見易い地図・・・絵柄の表現がより分かり易いもの